Stay Homeと眼精疲労

2020/07/10
コロナ禍の影響で、在宅ワークを継続している方も多いと思います。
そして、お仕事がなくても、旅行や外出を控えて「在宅」されている方もたくさんいらっしゃると思います。
自宅は、休んだり団欒を楽しむ場所です。日本の住宅は、欧米のように「在宅ワーク」のための「仕事をする環境」を整えていないので、
照明器具の照度や光の質、角度、さらに昼間の日光の入り方も天井や壁紙の色も乱反射しやすい環境とも言えます。
オフィスであれば、大きなディスプレイで作業ができても、在宅ワークの場合はラップトップやスマホ、タブレットで小さい画面を凝視する時間が多く、
通常の目の疲労度とは比較にならない負担が起きています。
お仕事がなくても、TVを見る時間が増えている方も多く、やはり目へのLEDから発生するブルーライトで目が疲労し、脳は興奮状態になりやすいです。
目の筋力が疲労することで、焦点が合いにくくなり、カスミ目やぼやけが起こります。
これは遠近を一定時間見つめるトレーニングをすることで、予防することができます。
目から30cm~40cmのところに、手でペン等を立てるように持ちます。
ペン先に焦点をあわせ、10秒くらい見つめたあとに、室内で最も遠いところにあるカレンダーや置物、または室外のできるだけ遠いところにある建物や山などを10秒くらい見つめることを、5分くらい
繰り返すと、目の筋力が活性化されて、血流がよくなりカスミ目やぼやけがすっきりします。
またお風呂でこめかみをよくマッサージしたりすることも効果的です。
私どもの眼鏡は、度数を調整しながら、その時の目の状況に合わせて度数を調節し、目の負担を軽減することができますが、
目のトレーニングをすることで、より適応力を高めることができます。
コロナと共存する生活習慣に、目のケアを忘れないことが大切です。
そして目に触れる前には、必ず手洗いをよくしてから行ってください。
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